僕のところにも、いろんな出版社から通知書が来ている。ひとつ問題があってね。本に歌詞とかを使うとき、JASRACに申請して費用を払うじゃないか。これがGoogleのブック検索に登録された時、JASRACの処理はどうすればよいんだろう。教えてくれ。
滑: JASRACに直接尋ねるしかないと思うねー。
橘: Googleに転載されたら、コピーにあたるから、JASRACに聞けば、新たに払いなさい、となるんじゃないか。
ヤブヘビになる前に理論武装しておきたい。勝手にコピーされて、JASRAC経費も版元負担になったら、たまらん。Googleは面倒見てくれんのかな。
小: 違う意味で面倒をみてくれるかも。ニューヨークタイムズの5月31日号ウェブ版を読むと、著者が電子ブックをGoogle経由で販売可能にするというプロジェクトが現在進められていますね。
作家が直接値段を決められるとか。すでに携帯やソニーの電子ブックリーダーで読めるコンテンツを提供しているGoogleですから、アマゾンにとってかなり強敵となりそう。
ついでに言えば、電子ブック分野である以上、既存出版社・取次・書店はなにも手を出せない。作家にしてみたら、版元と交わしたデジタル化権についての契約を見直す契機になるかも。
NewYorkTimes.comの記事橘: bk1が「
作家マップ」をはじめたんだけど、こういう
SPYSEEみたいな関係性マップというのは、アメリカの方が本場なんだろ? bk1で橘川幸夫の関係性マップ調べたら、誰ともつながっていなかった(笑)
作家マップSPYSEE滑: SPYSEEはけっこう役にたつね。健闘してると思う。だけどアメリカで最近注目されてるソーシャル・グラフというのはFacebookやTwitterのようなソーシャル・メディアでお互いに友達に登録してるというような、本人同士が作っている関係性をベースにしたもの。
相手のサイトとリンクしてるとか名前が引用されているというような外面的情報から関係性を推測するのとはちょっと違うアプローチになる。どっちが精度が高いということは簡単にいえない。けっきょく両方必要だろうと思う。ただし、ソーシャルな関係性の一次情報はFacebookなどソーシャル・メディアの運営者が握っている。
この情報はAPIを利用してサードパーティーにもある程度公開されるが、もちろん運営者がコントロールするわけだからね。サードパーティーのサービスがうまく行き過ぎたら情報止めちゃうとか、自分で同じサービス始めるとか、自由自在。
橘: SPYSEE は、「ネットのStreet Viewだ」と前に書いたことがあるが、勝手にリンクするなこのヤロウ的なのも多い。
小: あれはネット上でしか拾えない情報をアグリゲートしているわけだから、実体的な相関関係を意味していませんよ。麻生太郎を調べたらわかります。そういう不完全さをコンテンツとして楽しむのはアリだけれど、あれをマジに捉える人もいそうですね。
橘: 昔、
日外アソシエーツが、プロフィールを勝手に登録して商売してたからクレームつけたことがあったけど、今では、そんなクレームつける奴もいないだろう。
滑: 日外ね。懐メロだなー。昔々、NTTがまだ電電公社だったころ、ロッキードの子会社がやっていた
Dialogって商用オンライン・データベースがあった。日本では日外とか紀伊国屋書店が代理店やっていた。
あ、そうだ、橘川に頼まれて紀伊国屋経由でエルゴノミクス(人間工学)の最新情報を検索したことがあったな。けっこういいお値段だった。今みたいにどんな貴重な情報でも無料が原則なんてビジネスモデルは当時には想像もできなかったな。今、Dialogってどうなってんだろう?
小: 大手通信社のThomsonが買収し、日本ではNiftyが代理店としてサービス提供しているみたいですよ。
ニフティ株式会社のDialog 橘: Googleのブック検索なんて、日外が元気だったら、まっ先にやれそうだ。
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