2009.07.01 09:00:00

橘川幸夫のエンヤコラム vol.2  さよなら、マイケル・ジャクソン

大昔、マーク・ボランが死んだ時、僕は「マーク・ボランが壊れた」と書いた。グラマラ...

大昔、マーク・ボランが死んだ時、僕は「マーク・ボランが壊れた」と書いた。グラマラスなからくり人形が壊れた感じがした。
マイケルは、溶解したという感じか。スリラーのPVは、世界とはまさにこれがリアル、と思えて、何度も何度も見た。

スリラーというのは、あれはたぶん、ウエストサイド・ストーリーのカバーだと思う。

ジョージ・チャキリスの歌と踊りは衝撃的で、中学生の僕は新宿の映画館に何度も見に行った。同級生の脇屋くんは、20回も見に行ったと言っていた。そして、ウエストサイド・ストーリーも、シェークスピアのロミオとジュリエットのカバーだったのである。

それは、ドラゴンボールが西遊記のカバーであると同じこと。カバーだけど原作を突き抜けてしまったところが、マイケル・ジャクソンは鳥山明なのである。

原作を超えられないカバーが多すぎる昨今だが、そんなのはカラオケに過ぎんよ。さよならマイケル。君は君の役割を充分、果たし終えた。今度こそ、ゆっくりお休みください。
2009.07.01 09:00:00 | Words by: Yukio Kitsukawa

Comment

コメントは承認制となっております。編集部が確認および承認した後に、サイトへ反映されることになるので、多少時間がかかってしまうことがあります。
また、公序良俗に反する内容、個人や団体を誹謗中傷する内容、その他不適切と判断させていただいた内容については、否認または削除させていただく場合もございます。ご了承ください。
Only japanese available.

Trackback

このエントリーのトラックバック

Reviewer メディア問題

橘川 幸夫  Yukio Kitsukawa

橘川 幸夫  Yukio Kitsukawa

72年、渋谷陽一と雑誌「ロッキングオン」創刊。全面投稿雑誌「ポンプ」ほか、数々のメディアを創刊。 CGMの草分けでもあり、いまも現役。現在、オンデマンド出版社「オンブック」社長、株式会社デジタルメディア研究所の所長を務める。仔細はこちら。


小林 弘人  Hiroto Kobayashi

小林 弘人  Hiroto Kobayashi

94年、雑誌「ワイアード」創刊。雑誌「サイゾー」からブログメディアの「ギズモード・ジャパン」まで数多くのメディアを創刊。眞鍋かをりのブログ出版ほか、IT業界の仕掛人として知られる。ウェブメディアの草分けでもあり、いまも現役。現在、株式会社インフォバーン代表。近著に『新世紀メディア論 新聞・雑誌が死ぬ前に』。仔細はこちら。